経験者が語る、留学前準備のすすめ

こんにちは、人造人間です。

これまでに海外大学への正規留学や交換留学について書きました。

kenshirotan.hatenablog.com
kenshirotan.hatenablog.com



ただ、入学が許可されれば終わりというわけではありません。

ということで、今回は留学に出発するまでに色々とやることがあるので紹介したいと思います。

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写真元:https://bost.house.gov/media-center/press-releases/rep-bost-responds-federal-court-ruling-immigration


財力証明

海外大学での留学が決まったら海外で10ヶ月間程度アルバイトなしで勉強漬け(特にアメリカ)になるので、生活出来るだけのお金持ってるぜ!!っていうのを証明しなければなりません。


銀行で発行してもらえるので、留学先から指定された金額以上の額が入った口座の証明を作成しましょう。

因みに、私が交換留学している大学から指定された証明金額は$12,000でした。


VISA申請・取得(J1もしくはF1)

留学先から留学生としての承認が降りて入学が許可されると、I-20もしくはDS-2019という入学許可証が送られてきます。
それを準備して大使館へVISA申請をします。

それほど難しくはありませんが、今度申請の方法については紹介したいと思います。

予防接種

意外に面倒臭かったのがこの予防接種。
指定された予防接種を受けて、その証明をしなければ授業登録や大学寮への申請が出来なかったりします。なので、交換留学が決定したらすぐ受けるようにしましょう。

私の場合、

・DPT(ジフテリアー百日咳ー破傷風
・はしか
・おたふく
・風疹
・髄膜炎菌(大学寮に住む場合)

が必要でした。


気になる費用ですが、病院によって変わったりするらしく明確な料金ではありませんが、目安として

DPT はしか おたふく 風疹 髄膜炎菌
金額 ¥4000 ¥6000 ¥6000 ¥6000 ¥10,000

です。

これに加えて英文証明書(¥5000程度)が必要になってきます。

これもどうやら病院によって変わってくるみたいなので自身で問い合わせて確認してみてください。

授業登録

留学先の大学に予防接種の証明が完了すると授業登録をすることができるようになります。(大学によって差あり)
授業登録の優先順位として4年生→3年生→2年生→1年生→留学生となるので登録するときには既に席が埋まっているなんてこともありますが、そこは後から交渉次第でなんとかなるのでとりあえずWating Listに名前を入れておきましょう。

とりあえず基本的に早い者勝ちなので、先に自分が取りたい講義をリストアップしておくことが大事です。
大学のHPで"catalog"を見るとどんな授業が開講されているのかを調べることが出来ます。

もし"catalog"が見当たらなければサイト内検索で探せば出てくると思います。

ということで、実際に調べてみましょう!

ミーハー心全開に今回はスタンフォード大学を例にして調べてみます!

まずはTOPページで授業に関する授業のタブもしくはリンクを探してみます。
ん〜"Academics"とかにありそうだけど、、、面倒くさいので検索窓から"catalog"で検索してみます。
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色々出てきましたね。
おっ"Courses"という文字が!!
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するとそれぞれの学部学科が出てきました。マーケティングの授業を見てみましょう
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すると今期開講されているマーケティングの講義が出てきました。
この授業はマーケティング戦略やマーケティング分析について教えるみたいですね。
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因みに、アメリカの授業は上の写真のように数字で表されます。
100番台が1年生向け、200番台が2年生向けという形で分類分けされているので参考にしましょう。


また、その授業の評判を調べるために "MyProfessor" という画期的なサイトを使います。
アメリカの現地学生は高い割合でこのサイトをチェックして人気の授業かどうかを見極めているみたいです。

教授陣も評価が下がらないように努力しているようですね。

www.ratemyprofessors.com

webサイトの様子
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家探し

現地についてからパタパタしないためにも、出発前に住むところは決めておきたいです。

留学先での滞在方法としては大きく分けて

1. 大学寮
2. ホームステイ
3. アパートメント(ルームシェアor一人暮らし)


になります。
ホテルにずっと居座るという強攻策もありますがあまり現実的ではないので今回は無視しました。笑

大学寮なら大学のHPから、ホームステイならやり取りしている大学の担当者から紹介してもらう、大学外のアパートメントなら大学のHP内で紹介されているアパートメント情報から探す。

という形になります!!

それぞれのメリット・デメリットについてまとめた記事はこちら↓kenshirotan.hatenablog.com



居住に関する情報は大学のHPの "Student Life""Housing" を探せば情報が出てきます。

スタンフォードを例にすると、

トップページの"Campus Life"から進むと
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"Student Life" や "Housing"の文字が!
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Housingについての情報を見ます。
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そのリンク先から大学寮に関する情報や
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"Off Campus"すなわちアパートの情報も探すことが出来ます。
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英語学習&日本とその国の歴史・文化学習&宗教理解

留学中の努力はもちろん必須かつ大事ですが、この留学前の期間にどれだけ現地で留学生活をしていく準備が出来るかがかなり重要です!!


要は留学前にできることは終わらせておいて、留学中は留学中にしかできないことに集中した方が良いってことです。

考えてみてください。

留学しているというのに部屋にこもって単語や文法の勉強。

自国の文化や歴史についての教養が浅いために他学生と深い会話ができない。

文化的タブーに平気で触れる。

英語力不足のために授業の理解度が低い。

英語力不足のために英語のクラスを取らなければならず、受けたい授業が受けれない。

その国の歴史的・文化的背景が分からないため、なぜその学生たちがそのような考え方をするのかが分からない。

カルチャーショックが大きすぎて日本に帰りたくなる。

日本の宗教を説明できない。

英語で上手く会話できないために結局引きこもったり、留学生同士でしか遊ばない、日本人でツルむ。


かな〜〜〜りもったいないと思いませんか?
日本でやれることをやっていれば留学中に更に新しい経験が出来るはずです。


アメリカの歴史学習だとこの本がオススメです。



独立戦争からオバマ大統領に至るまでの歴史を網羅しているほか、黒人の奴隷の歴史や差別と戦う姿まで描かれているので勉強になると思います。
読みやすいのも特徴なのでぜひチェックしてみてください☆


宗教の基本的な知識をつけるならやはり池上彰さんの著書が分かりやすいです。
オススメはこの2冊。

私、人造人間もこれらの本を読んで留学に来たことで、お互いの国の歴史や宗教の話をしたり、現在の起こっている問題を授業で発言したり、アメリカ人だけでなく他の国から来た学生とも様々な会話ができています。

完璧ではありませんが、ある程度準備をした1年前の自分に感謝。笑


留学前の英語学習については別の記事で紹介したいと思います!


p.s. もちろん留学前に友達といっぱい遊んで思い出を作っておくのもいいですよ! 
やりきるとその分留学に集中できます。笑



では失礼します。また!

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