本当に留学経験は就活に有利?不利?またスケジュールはどうなるの?そんな疑問を解消!
こんにちは、人造人間です。
よく友人から「留学した奴ってやっぱり就活に強いんだろうな〜」とか「留学してたらもっと良い会社に行けたのに」とか「大学4年からの留学って遅すぎるよな〜」っていう話をよく聞きます。
今日はそういった留学が就活に対して有利なのかどうか、そして気になる留学した場合のスケジュールを紹介したいと思います!
画像元: What's The Most Unusual Question You've Been Asked In A Job Interview? | Lifehacker Australia
大学4年の後期から留学、大手メーカーから内定
まずは私の例から。
私は大学3年次の春にいきなり「よし、交換留学に行こう」と思い立ち、大学4年次の前期を終えて後期から交換留学に来ています。
そして5月の末に帰国予定でそのまま9月に卒業予定です。(時間経つの早すぎ)
結果として11月に参加したCFN主催のボストンキャリアフォーラムにて大手企業から内定を貰うことが出来ました(別に大手狙っていたわけではないですが)
よって私のスケジュールとしては、
3年次前期・・・交換留学決意
↓
3年次後期・・・英語漬けの日々
↓
4年次前期・・・留学準備&就活準備
↓
交換留学開始・・・8月〜5月
↓
交換留学1学期目・・・内定GET(11月)
↓
交換留学2学期目・・・今ココ
↓
帰国&4年次後期
↓
9月卒業&10月入社予定
という感じです。
とりあえず参考までに。
私の9月卒業&10月入社は少し特殊だと思いますが、
同じ大学に交換留学している友人も2016年4月入社で同じくボストンキャリアフォーラムで内定をもらっています。
なので私より半年遅れての卒業&入社ということになりますね。
そういったことも可能です。
要は大学4年次から留学に行っても本人次第だけど全然大丈夫だよ!って事を言いたいです。
因みにもしボストンキャリアフォーラムでうまくいかなかった場合は、5月の帰国までに留学中にできること(自己PR完成、企業研究、面接練習、エントリー etc...)をやって帰国と同時に選考&ボストンキャリアフォーラムに再挑戦する予定でした。
ボストンキャリアフォーラムについては別の記事で紹介しますね!
留学したら就活に間に合うのか?
基本的に手遅れなんてことはないと思っています。
次に違う留学時期によってどんな就活スケジュールになるかを考えてみましょう。
今回は1年以内の交換留学や休学留学に限定します。
また、外資系の会社の選考は日本企業に比べて選考時期が違っていたりするので一般的な選考スケジュール(4月就活解禁)に合わせています。
まず、復学後の卒業時期はどうなるのか?
①3年次後期から交換留学(4年次3月or5年目9月or3月卒業)
②4年次後期から交換留学&6月以降帰国(5年目9月or3月卒業)
↓休学ゾーン↓
③大学3年目の後期から復学(5年目9月or3月卒業)
④大学4年目の前期から復学(5年目9月or3月卒業)
⑤大学4年目の後期から復学(5年目9月or3月卒業)
⑥大学5年目の前期から復学(5年目3月卒業)
に分けられます。
「大学◯年目」という風に表現していますが、大学◯年次という意味ではなく大学入学してからの年数です。
例えば④のパターンだと2012年入学であれば2015年4月(通常であれば4年次)に復学(3年次として)になります。
見ても分かる通り、
①の交換留学から帰国後4年次の3月に卒業する場合を除いて、5年次の9月もしくは3月に卒業することになるわけですね。
よって基本的には1学年下の世代と4月から就活していく形になります。
ただ①と②の交換留学の場合、留学中も大学に在籍していることになるので少しややこしくなります。
順番に見ていきましょう。
①3年次後期から交換留学のパターン
大学3年次の前期を修了して8月もしくは9月に留学に出発して海外の大学で10ヶ月間〜1年学ぶパターンです。
海外大学はセメスター制(2学期)もしくはクオーター制(4学期)に分かれますが5月、遅くとも6月には最後の学期を終えることになります。
よってオススメのスケジュール例としては、
大学4年目3月卒業する場合(留年なし)
出発前・・・自己分析/自己PR完成/業界研究
↓
10月〜2月・・・キャリアフォーラムに参加
↓
3月〜4月・・・エントリー開始
↓
5月〜6月・・・帰国後選考に参加
↓
3月に卒業&4月入社
大学5年目9月or3月に卒業する場合(留年なし)
出発前・・・自己分析/自己PR完成/業界研究
↓
10月〜2月・・・キャリアフォーラムに参加(任意)
↓
6月〜9月・・・学期修了後そのまま残ってインターンシップorやりたいことをやる
↓
10月・・・復学(3年次後期として)
↓
10月〜2月・・・キャリアフォーラム参加
↓
3月〜4月・・・エントリー開始(1個下の年代と)
↓
9月に卒業or10月卒業
こちらのスケジュールパターンの方が時間的余裕や、チャンスがあるのでオススメです。
4年次後期から交換留学&6月以降帰国するパターン
上記のように私も4年次後期からの交換留学でしたが、私のように5月にすぐ帰国するのではなくやりたいことをやってから帰国&復学するパターンです。
出発前・・・自己分析/自己PR完成/業界研究
↓
10月〜2月・・・キャリアフォーラムに参加(任意)
↓
6月〜・・・学期修了後そのまま残ってインターンシップorやりたいことをやる
↓
10月〜2月・・・キャリアフォーラム参加
↓
10月・・・復学
or
4月・・・復学
↓
3月〜4月・・・エントリー開始(2個下の年代と)
↓
9月に卒業or10月卒業
このパターンはかなりマイナーなパターンになります。
新卒扱いで選考に臨むことはできますが、その2年でそれなりの成長経験や達成したことをアピールすることが必要になってくるでしょう。
ただ、「学生時代にやりたいことをやる」をかなり実践しているタイプなのでワクワクしますね。笑
大学3年目の後期〜大学5年目の前期に帰国
③〜⑥のパターンです。
これらは1年の休学をした場合になります。
大学4年目にあたる年の10〜2月・・・キャリアフォーラム参加(任意)
↓
大学5年目4月・・・選考(1個下の年代と)
↓
10月〜2月・・・キャリアフォーラム参加
↓
3月卒業&4月入社
こちらはよく見かける休学留学をした場合のスケジュールですね。参考までに。
帰国後すぐに就活に入る場合は、出発前に前もってできる準備をしておくことをオススメします!(自己分析・自己PR・業界研究など)
紹介したスケジュールの他にそのまま現地で就活するパターンもありますが、
一般的に海外での就活において、日本のような集団入社というのは珍しいものです。
よって時期がバラバラになるので今回は省きました。
海外での就活時期に関する現地の声は、こちらの知恵袋で確認できます。detail.chiebukuro.yahoo.co.jp
留学経験は就活に強いのか?
冒頭でも述べた通り、「留学は就活に有利なのか?それとも不利なのか?」って声を聞くことは少なくありません。
実際のところ、どうなのでしょうか?
正直言うと留学は関係ありません。これは留学中かつ就活も終えた私、内定先の人事の方数人、留学している友人からの意見です。
就活中、留学していること自体を自慢してる就活生をよく見かけました。
確かに金銭的・時間的コストを払って、しかも全く知らない土地に飛び込むのですからその事実は多少はアピールになると思います。語学ができるというのもそのままアピールすることができるかもしれません。
ただそれだけです。
就活は企業とのマッチングです。要はあなたがどんな人なのか、なぜその企業と合うと思うのか、どう貢献できるのかを伝え、企業側に「こいつは自分の会社とマッチしている」と思わせなければなりません。
よって留学という貴重な時間をどういう目的で、どう過ごし、どう変わったのか、それをどう生かしていくのかが無ければ意味がないです。
語学面で有利じゃないかとも言えますが、留学しなくてできる人もいるし、留学して喋れない人もいる。その上英語使える人なんてたくさんいるわけです。
中身が大事であって、留学すること自体は趣味やサークル活動バイトとなんら変わりはありません。
私自身、留学生向けの採用イベント(ボストンキャリアフォーラム)に参加しましたが、面接で留学をアピールしたことは1度もありません。
まだ来たばかりの時期だったので、それまでの経験に勝る内容が無かったからです。もちろん目的や現時点で成長していることなどを聞かれた場合は答えましたが。
ただ、留学しても何も意味が無いかと言われるとそうではありません。
留学には日本にいては出来ないこと、感じれないこと、勉強できないことがたくさんあります。
成長するチャンスがたくさん眠っています。
それをしっかりと活かすことができれば大きなアピールになることは間違いありません。
「貴重な留学期間」と思って有意義に使ってみてはどうでしょうか☆
留学する目的を就活だけにするな
上で述べたとおり留学での経験は就活で大きなアピールになり得るのですが、個人的に就活のために留学をしてほしくないです。
就活だけが目的だと「これは就活に活きそうだからやる」という風に視野が狭まってしまいます。
上でも言ったように、留学経験は本当に貴重な経験です。「あれやっとけば良かった」なんて思うことは何度もあります。
今やっていることが思いもよらない形で将来に繋がることなんて良くあることです。
ただ、就活だけを目的にしているとそれは起こりません。
「いかに全力で色んなことに取り組んで楽しんだか」が大事で、あとからそれらの経験に意味付けをして自分の成長経験にすればいいだけなんです。
大きな目標をいくつか立て、それらに向かって「全力で今を楽しむ!」ってことを意識してください^^
更に、就活だけを目的にしていると精神的にも辛くなることがあります。
例えば英語の上達。
「就活でTOEICアピールするために勉強するんだ!」ってモチベーションあがりますか?
世界70億人のうち4人に1人にあたる約17.5億人が英語人口だと言われています。
「英語できるようになったら世界中の4人に1人と自由に意思疎通できるようになるんだ!いえーい」っていう方がより力が湧いてきませんか?(俺だけかもw)
とりあえずモチベーションは就活だけでなく他にもあるってことを意識してほしいです!!
まとめ
さて長々と話してきましたが、
簡単に言えば、就活は留学しても基本的に間に合うということ、留学中にできることはあるということ、例え卒業が遅れたとしてもそれだけの価値を自分で作ることができれば留学する価値はあるということです。
ある程度のリスクをとって留学に来るわけですからその分全力で取り組むべきだってことですね。
個人的には就活を理由に留学という社会人になってからだとハードルが高くなるものを諦めるのは少し寂しい感じがします。
また若いときの方が吸収力が高そうですよね。
人生何がどう良い方向に転ぶかは分かりません。ぜひチャレンジしてみてください☆
現在就活中の方、留学中の方、これから留学を目指している方、迷っている方いると思いますがこの記事がある程度参考になれることを祈っています^^
それではまた!
次回は何度かでてきた「ボストンキャリアフォーラム」について書きたいと思います!!